悪童日記

さて、シネマクレールへ行ってきたのは
この映画を見るためです

「悪童日記」
戦時下のある国で、街から田舎の祖母の元へ
疎開してくる双子の兄弟
働かないと食べさせないという厳しい祖母の下で生活しながら
母親との約束を守り勉強し、父親から託された日記をつける
泥棒に間違われ町の人にボコボコにされたのをきっかけに
二人は強くなるためさまざまな肉体的・精神的な鍛錬をする

という話。
この精神的・肉体的鍛錬というのが
まあいかにも子供らしい純粋さという感じ
子供たちなりに強く生きていこうと
試行錯誤した結果がこれだろうなあと
母を求める寂しさという痛みから逃げるため
母からの手紙を燃やすところとか悲しかった

悲惨な生活のせいで歪んでしまった子供たち、というのが
この話の軸なんだろうが、出演の少年たちが
どうみても10~12歳くらいなのが正直、よくなかった
なんというか悲惨さがあまり出ていないような・・・

手伝いをしなければ食事を与えないというのも
幼子ならかわいそうなのだが
働く老女をボーっと見てる子供らをみて
「いや、手伝えよwwww」とこっちが思ってしまう
冬は二人で雪遊びできるほど自由な時間もある
夜勉強する時間も
この二人の祖母を不器用で厳しいだけの人に思ってしまうから
たとえ子供たちをメス犬の子供と呼んでいたとしても
双子が愛を捨ててしまう展開がやや疑問
そこまでしなければならないほどか?と
しかも二人というのも大きいし
一人ではないというのはだいぶ精神的な支えになるはずなのに

ただ、この話、出てくる大人が揃いも揃ってまともではないので
そこは歪む要因になりそうな感じだよね
特に修道院で働く女の性格の悪さは最低だったわ
でもあの女絶対性的虐待すると思ったのに
そこはなかったなあ。明らかにホモな将校も。
(まあこっちは映像化においてカットされたようだ)

物語の終盤に、双子を迎えに来る母親
その手には赤子が抱かれていて・・・
そして双子は母親と行くのを拒否する
その問答の間に落下してきた爆弾で母親は死ぬ

ここで、母親と行かないのは、愛を捨てる訓練をしたから
そうなのだが、私には裏切った母親を捨てたようにしか
思えなかったw
殺人に躊躇しないというのも彼らが純粋すぎるだけのようにしか
取れなかったし・・・・
まあとにかくあまり共感ができなかったのです
最後なんで二人が別れたのかも
(最後の鍛錬とは分かるけど二人の心理がね)

しかし、憂鬱で暗い戦争の空気を感じることはできた
映像も美しかったし
日記のシーンは特によかった
でもやっぱりもうちょっと年が下のほうがよかったな
子供らしい純粋さ愚かさ、暗く陰湿な空気に
飲み込まれてしまうしまうというのに説得力を持たせることが
できたのになーと思いました。
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